生活の話

夜、あまり腹が減っていなかったのでカップ麺でも食べようかと思ったけど、お昼にマクドナルドを食べたことを思い出してやめた。

 

毎日ほとんどの時間を家で過ごしている。今勤めている会社が以前からリモートワーク推進派だったので、週に1回、午前中だけオフィスに行く程度でそれ以外は家で仕事をしている。まぁ確かに腰は痛みやすいし全体的に気力が無くなった気はするが、それでもリモートワークは最高である。外出自粛で鬱になることは幸いなかったが、これから急に外に出ましょう、客先に営業に行きましょう、出張しましょう、となったら鬱になると思う。

 

今の部屋に引っ越してきて1年弱経った。部屋を探し始めたのはコロナが深刻化してきて多くの人がマスクをし始めた頃で、部屋が決まって引越しをしたのは緊急事態宣言が出るか出ないかぐらいの頃だった。

 

妻と結婚する前から2人で暮らし始めて、さぁ素敵なインテリアを揃えようか、あの雑貨屋行ってみたいね、みたいなタイミングで緊急事態宣言が出たので、家具はほとんどネットで購入することとなり、楽しいショッピングは夏頃までお預けとなった。その代わりに、ダイニングテーブルなどの大きな家具からティッシュケース・ペッパーミルなどのほんの小さな雑貨に至るまで、本当にありえないほど時間をかけて相談しながら選んだためトータルコーディネートには寸分の隙もなく、今では満足しているが。

 

ゴールデンウィークには小一時間歩いて隣駅のイトーヨーカドーに行ったり(緊急事態宣言中でも無印良品で買い物ができる数少ないスポットだった)、マンションから10km先の河原まで自転車で行き、飼っているヘビのケージの中に入れる大きめのかっこいい石などを探しに行ったりして時間を潰した。あの無駄な時間なんだったんだろうねと今でもたまに2人で話すが、まぁ結構楽しかった。

 

家事は完全に分担しているわけではないが、なんとなく上手く行っている。洗濯は妻がやっていて、掃除機がけを僕がやっている以外は、余裕のある方がやる。2人とも料理好きなので、これも出来るときに出来る方がやる。後片付けも。

 

借りている部屋は結構広くて、ダイニングのほかに寝室と、あとそれぞれの自室がある。お互いに物を作ったりする関係で、自室という条件は外せなかったためである。ちなみにこれまで妻とは一度もケンカらしいケンカをしたことがないのだが、仲が良いからということではなく多分それぞれのプライバシーをそれなりに担保できているからだと思う。掃除は大変だが、ケンカの多いカップルや夫婦はとにかく広い部屋に引っ越すことをおすすめしたい。

 

「婚約指輪は夫の給料の○ヶ月分で……」云々のいわゆるバブル時代の悪しき慣習を受け継ぐゼ○シィをはじめとしたリ○ルートの結婚ビジネスには断固抗っていきたいところだが(妻の口癖である)、まぁ何かもらえるのであればせっかくなら欲しいということで、夏頃に婚約指輪を贈った。オレンジ色のようなピンク色のような天然石の入った金のファッションリングで、それほど高価なものではない。

そのお返しにと、妻からはヴィンテージのカメラを最近贈ってもらった。今から4、50年前に製造されたドイツの小さなフィルムカメラで、とにかく見た目がクラシックで可愛らしい。電子式ではなく機械式なので、壊れても部品を直せば一生使える、とのこと。とても気に入っているので、撮った写真と一緒にカメラの写真もあとで載せたいと思う。

 

結婚式はまだしていない。いずれにせよ、あまり派手派手しくはしない予定である。

 

それで今日はカップ麺を食べるのをやめたので、冷蔵庫にある野菜類を適当に煮てうどんを作って食べた。あまりお腹が空いていない時に食べる「身体にやさしい」食べ物は正直あまり箸の進むものではないが、まぁこれも生活である。